福島県・川内村の植物工場が本格稼働。青果物卸業との共同出資する農業法人KiMiDoRiが運営

 福島県・川内村に建設した完全人工光型植物工場の「川内高原農産物栽培工場」は4月26日にオープニングセレモニーを行う。工場内の消毒など設備を整えた後、ゴールデンウイーク明けにも本格稼働する見通し。


植物工場は、川内村と青果物卸業を展開する株式会社まつのが共同出資した農業法人「KiMiDoRi」が運営する。7月にも初出荷し、当初は1日当たり4000株で年末には同8000株のフル稼働を目指す。当面は10人ほどの従業員を雇用し将来的には25人体制にする。


最新の完全人工光型水耕栽培を導入する完全密封型野菜工場で、発光ダイオード(LED)と蛍光灯を照明にする栽培室をそれぞれ2室ずつ設ける。LEDは赤と青の2色を組み合わせ、野菜の種類によって照明の比率を変え、成長速度を調整する(関連記事:川内村の植物工場,昭和電工)。


氷点下の厳冬期にも対応でき、年間を通してリーフレタスなどの葉菜類が栽培できる。放射能測定器も完備し、野菜を全て検査し出荷する。流通ルートの確立や施設維持などが課題で村は数年後の黒字化を目指す考え。(記事:2013年4月5日 福島民報より)