雪国である新潟にて高効率の太陽光パネルを導入・東北電力への売電事業を計画。クリーン技術を活用した植物工場への導入も検討(ナーセリー上野)

農業生産法人の有限会社ナーセリー上野(新潟市、上野喜代一社長)は、グループで太陽光発電事業を始める。4月から聖籠町に2億円をかけて設備を建設、今秋の稼働を目指す。売電収入を得る目的だが、将来は新規事業として検討中の植物工場に導入する考え現在のコメ中心から栽培品種を広げるにあたり、通年収穫が可能な植物工場に着目している。電気代削減効果などノウハウを蓄積する。


グループで造園を手掛けるグリーン東が「クリーンエネルギーステーション」の名称で建設する。もともと同社の資材置き場だった土地を昨夏、聖籠町に申請して利用許可を取得。売電先である東北電力などへの申請を経て、このほど1キロワット時あたり42円で売電できることになった


敷地面積は約1万3000平方メートル。出力は500キロワットほどで、年間2000万円の売電収入を見込む。太陽光発電は雪国である新潟では導入が進みにくいとされている。このため曇天でも発電できる高効率の太陽光パネルを導入、角度を付けて雪が積もりにくくした。「外国メーカーより2割ほど高いが、メンテナンスの観点から国産に決めた。天気が良い太平洋側に比べても発電量は9割を維持できる」(上野社長)と予想する。


こうしたノウハウを蓄積することにより、将来の植物工場建設に備える。年間を通じて栽培できる植物工場は安定した出荷ができるが、電気代などコストがかさむ。自らパネルを設置して発電することで、コスト削減効果などを検証する。ナーセリー上野は現在、コメや花を直売している。植物工場を作り、他の野菜生産者とは違う時期にレタスなどを出荷する予定だ。事業規模拡大や経営の安定につなげ、後継者育成にもつなげる。(記事:2013年3月29日、日本経済新聞より)

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植物工場・農業ビジネス編集部

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