複数の蛍光灯を省電力化できるMERS式蛍光灯調光装置を開発。植物工場をはじめ高温多湿・大規模施設への導入を目指す

藤井電機工業株式会社の100%子会社であるF-tech(大阪市住之江区)では、複数の蛍光灯を省電力化できるMERS式蛍光灯調光装置を開発した。販売代理店や電気工事業者などを通じ販売する。価格は10万円から。初年度の販売目標は計8000万円、5年後2億2500万円を目指す。


MERS蛍光灯調光装置は既存の銅鉄安定器タイプの蛍光灯器具に対応。事務所や工場の分電盤・電源回路に取り付けると、明るさはほぼ同じで消費電力を約30%以上削減できる。1台で最大50灯の蛍光灯を一括調光できる蛍光灯と装置を合わせても発光ダイオードの5分の1のコストで導入できるという。東京工業大学の嶋田隆一教授の電力変換(MERS)技術を蛍光灯の調光用に活用した(関連会社:株式会社MERSTech)。


蛍光灯は国内で約3億本以上使われ、約60%が銅鉄安定器式、約40%がインバーター式と見られる。節電対策や電気料金の引き上げを背景に、安藤社長は「大規模な施設や高温多湿などインバーター式やLEDの設置が不向きな場所に需要が見込める」と期待している。植物工場や鉄鋼メーカーなどに売り込んでいく


同社は、MERS技術の製品化のため2011年11月に設立し、12年10月に経済産業省の新連携の認定を受け事業化を進めていた。4月をめどに連携強化のため親会社大阪支店(堺市堺区)に本社を移転する予定である。(参考:3月20日 日刊工業新聞より)

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