京王電鉄による植物工場ビジネスの参入。東京八王子に太陽光と人工光の2つの施設を建設・2年後に事業化判断

京王電鉄は3月12日、京王線狭間駅前(東京都八王子市)に野菜の工場を建設し、レタスなどを試験栽培する、と発表した。2年間の研究開発がうまくいけば、規模を拡大し、作った野菜を販売する農業ビジネスに参入する。


4月1日に稼働させる植物工場は合計の敷地面積が約372平方メートルで、建設に7000万円をかけた。昭和電工製のLED光源にて栽培する「人工光利用型」と、太陽光を使ったタイプの2種類があり、前者は6月中旬からレタスやベビーリーフ、後者は7月中旬からトマトやいちごを収穫する予定としている。


人工光利用型は、山口大学の執行正義教授と昭和電工が共同開発した栽培技術で、植物育成に最適な比率で赤色光と青色光を照射する「Shigyo法」を活用(関連記事)。蛍光灯を使った植物工場に比べ栽培期間を大幅に短縮できるという。同技術は昭和電工が福島県川内村に無償提供しており、採用は今回が2例目となる


植物工場の建設は京王線が今年、開業100周年を迎えることから、新事業創出を図るプロジェクトの一環として実施。人口減や経済の萎縮で鉄道収入が伸び悩む中、新たな収入源に育てたい考え。(参考:産経ニュースより)