センサーネットワーク技術を活用した養液土耕むけの施肥管理システムを明治大学と共同にて開発(ルートレック・ネットワークス)

通信機器開発のルートレック・ネットワークスは明治大学と共同で、トマトなどを効率的に栽培するシステムを開発した。農場に設置するセンサーで土壌の状態を確認し、水やりと施肥を自動化する。通常の栽培法より作業量が減る一方、収穫量は約2割増やせるという。2013年3月に発売、中小規模の生産者に売り込む。


水と肥料を混ぜた養液を管を通じて作物に供給する「養液土耕」という栽培法を採用。日照量や土中の肥料の量を測るセンサーと、養液の投入量を調節する機器が通信機器に接続してある。10分ごとにセンサーから測定データが送信され、事前に定めてある指標と照らし合わせて養液の量が最適になるよう制御する。従来は経験に基づいて養液の投入量を決め、機器を操作する必要があった。トマトやキュウリ、アスパラガスなどの栽培に利用できる。


システムの初期導入費用は120万円から。一般的な植物工場の1〜2割という。利用料は月1万円からで、別途センサーを追加すると気温や放射線量、農場の映像などもインターネットを通じ確認できる。13年3月からの3年間で累計4億円の売上高をめざす。同社ではシステム開発に伴い、明大の農場で8月から実証実験を実施。トマトなどを栽培し、日照量などと適切な養液量の関係を示す指標を独自に作成した。(参考:日本経済新聞より)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場設備販売(人工光型)_バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. 農業先進国の台湾にて「国際果実・野菜見本市」展示会が11月に開催
     台湾国際果実・野菜専門見本市が11月10日から3日間にわたって開催される(詳細記事/出展企業紹介)…
  2. ローム 完全人工光型植物工場による一季成りイチゴの生産へ
     ロームは2014年9月、福岡県筑後市の子会社の半導体工場内で、LED光源を利用した完全人工光型植物…
  3. 世界の都市開発に期待される環境志向型アグリビルディングや植物工場
     政府は6月12日、産業競争力会議を開き、成長戦略を決定した。成長戦略は金融緩和、財政出動と並ぶ安倍…
  4. 植物工場による微細藻類の可能性 ミラノ万博でも展示
     日本ではユーグレナに代表とされる微細藻類の多くが開放型(ため池)での生産が一般的だが、海外では太陽…
  5. イノベタスの世界トップ規模のフルLED植物工場の完成披露へ
     株式会社イノベタスは7月10日、2015年3月に完成した「富士ファーム」の完成披露式典を行った。イ…
  6. サラダコスモ、工場生産スプラウト・もやし商品が水耕栽培で全国初の有機認証を取得
     工場生産によるスプラウト・発芽野菜メーカーのサラダコスモでは、オーガニック緑豆もやしとオーガニック…
  7. イベント報告、フェアリーエンジェル植物工場の試食見学会
     コンテナ型植物工場のカタール企業への納入というプラスのニュース(関連記事:三菱化学など、太陽光パネ…
  8. 台湾・植物工場の市場規模と参入事例調査 2015【調査報告レポート】
    一般社団法人イノプレックスでは、2013年から毎年開催されている台湾の植物工場展示会(Photoni…
  9. 日清紡による植物工場イチゴ「あぽろべりー」の出荷開始
     完全人工光型植物工場にてイチゴを生産する日清紡ホールディングスが、量産栽培に成功し、近日中の出荷を…
  10. マレーシア市場におけるイチゴ商品の可能性
     太陽光・人工光型植物工場によるイチゴの生産事例が国内で増えつつある現在、将来的には海外市場への輸出…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. いすゞ自動車、ミドリムシの開発ベンチャーのユーグレナ社と次世代バイオディーゼルの実用化へ
    いすゞ自動車は2014年6月25日、ミドリムシ(微細藻類ユーグレナ)を用いた製品を展開するバイオベン…
  2. 家庭用プリンタで土壌水分センサーなどの電子回路を安価に大量生産
     東京大学の川原圭博准教授らは、家庭用インクジェットプリンタを用いて様々な電子回路素子を短時間で印刷…
  3. 都市近接の低コスト型植物工場にてフレッシュハーブの生産へ(アグリサーチ)
     国内外の農業資材を活用した低コスト栽培を推進する有限会社アグリサーチ(福岡県中央区)が、完全人工光…
  4. 食品スーパーのバロー、ブナシメジ栽培の農業法人を子会社化・自社栽培比率を拡大
     食品スーパー大手のバローは年内に複数の農業法人を傘下に収め、農業分野に本格進出する。今秋、第三セク…
ページ上部へ戻る