宮崎・門川町内に水耕温室ハウスを建設。製造業と農家による農商工連携により日産3500以上の葉レタスを生産(ひむか野菜光房)

今年の6月に設立したひむか野菜光房では、宮崎が誇る日照を生かし、安価に年中安定してレタスを生産可能な水耕温室ハウスを建設、出荷を開始した。同社は、食品機械の設備・設計などを手がける日向市の日向中島鉄工所と、産業用ガスを扱う延岡市の日之出酸素門川町内の農家らが資本金2000万円を出し合い設立したもの。


約1億1500万円をかけて門川町門川尾末にハウス施設(4500平方メートル)を建設。県の「宮崎発・大地を活かす農商工連携ビジネスモデル創出事業」に採択され、今年度から3年間で計約3300万円の助成を受ける。施設における機械関係は日向中島鉄工所、栽培に必要なガスなどは日之出酸素がそれぞれ担当。門川町内で水耕栽培による高糖度のトマトを生産している森雅也さんが栽培技術や販売を受け持っている。県北部から10人を新たに雇用した。

<写真:日向中島鉄工所ブログより>


11月から2種類の葉レタスの栽培を始めた。生育に必要な環境を人工的に創出。工場では種から発芽したものを発泡スチロールで固定し、水に浮かべて育てる。45〜55日間で出荷できるまでに育つ。豊かな宮崎の太陽光を利用したり、地下水を使ったりしていることから、人工光を使う「植物工場」よりも低コストという。


初出荷は12月9日。1袋には70グラム以上を目安に葉レタスを詰め、1日3500袋以上、九州を中心としたスーパーに卸している。従来の同様品と比較して、店によっては半額程度の売価であることや手頃なボリュームから追加発注が相次ぎ、生産が追いつかない状態という。(参考:読売新聞より)

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植物工場・農業ビジネス編集部

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