福島県川内村の植物工場に栽培技術を無償提供。植物育成に最適な波長比率を照射・収量増と出荷サイクルの短縮を実現(昭和電工)

昭和電工株式会社では、福島県川内村で現在建設中の「川内高原農産物栽培工場」に対し、LED光源を使用する植物工場向け高速栽培技術「Shigyo法」を無償で供与する。以下、同社によるプレスリリースを掲載しておく。

福島県川内村の植物工場に栽培技術を無償提供 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、福島県川内村(以下、川内村 遠藤雄幸村長)で現在建設中の「川内高原農産物栽培工場」に対し、LED光源を使用する植物工場(以下、LED植物工場)向け高速栽培技術「Shigyo法」を無償で供与します。
Shigyo法は、山口大学農学部の執行正義(しぎょうまさよし)教授と当社が共同開発した栽培技術です。当社製のLED素子を用い、植物育成に最適な比率で赤色光と青色光を照射することで、一般的なLED植物工場に比べ、出荷サイクルが短縮し、収穫量が増加します(注1)。
今回、このようなShigyo法の利点が評価され、川内村で計画された植物工場にShigyo法および当社製LED素子が採用されることになりました。また、Shigyo法の採用にあたっては、川内村の復旧・復興を支援するという観点から、通常発生するライセンス費用を無償としました。
川内村は温暖な阿武隈高地の中央に位置し、古くから稲作が盛んな地域でしたが、福島第一原子力発電所の30km圏内にあるため、東日本大震災による原発事故で一部が警戒区域、残りも緊急時避難準備区域に指定されました。現在準備区域指定は解除され、一部で帰村も始まっていますが、農地の復活は容易ではなく、村内での雇用確保も課題となっております。
このような中、川内村では、村の主産業である農業の再生と雇用基盤の確保に向け、安全な地下水を利用した水耕栽培による完全人工光型(完全閉鎖型)の植物工場の建設を決定しました。完全閉鎖型の植物工場では、外気を遮断した環境条件下での栽培が可能であり、消費者に安全性を訴求することができます。あわせて、本工場では25名の雇用を計画しています。本工場は10月20日(土)に地鎮祭が執り行われ、来年4月よりリーフレタスやハーブ等を栽培する予定です。
当社では今後も、植物育成に最適な波長を発光するLED素子や、Shigyo法による高速栽培技術を提供することにより、安全安心な食料供給と、地域における農業振興に貢献してまいります。
注1:2012年5月9日付 当社リリース参照
※ 詳細は同社によるプレスリリースを参照下さい。

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