沖縄のインターナショナリー・ローカルが来年4月より規模拡大、栽培面積・生産量を2倍へ。香港や海外への出荷・現地での施設建設も視野に

沖縄・糸満市のインターナショナリー・ローカルは、2013年4月をめどに同市内に新しい植物工場を建設する。既存工場の増設も予定しており、栽培面積、生産量を現在の2倍超、13年度の売上高は5千万円を目指す。現在、海外の富裕層向けにも出荷しているが、15年までに海外への工場建設も検討している。

<写真:同社ウェブサイトより>

 
インターナショナリー・ローカル社は10年、県内で初めて商業用として植物工場を稼働し、アイスプラントやベビーリーフ、ワサビ菜など12種類の野菜を栽培している。現工場は栽培面積約100平方メートル。さらに50平方メートルを増設し、建設予定の新工場も約100平方メートルを見込む。
 
 
出荷先の7〜8割を県内のスーパーやレストランが占めるが、関東、関西などの県外、さらに香港にも出荷しており、順調に販路を拡大している。香港へは現在、レストラン6店舗に「アイスプラント」を出荷。今後はシンガポールへの出荷も検討しており、現地視察も2回実施した。
 
 
同社・佐々木社長は「まずは県内でのニーズを満たし、ビジネスモデルを確立する。その後、生産のノウハウを他の農家にも伝えたい」と話す。台風などに左右されやすい県内農家の所得安定に寄与したい考えだ。現在、県内スーパーで週に1回は試食販売を実施。佐々木社長は「安心・安全な植物工場で作った野菜を浸透させたい。販路を広げれば農家の安定収入につながる」と強調した。
 
 
一方、「世界の人々の心と体を健康にする」を目標に掲げる同社は、香港への現地工場建設も視野に入れる。工場で栽培した割高な野菜も、富裕層からの需要を見込めるという。(参考:琉球新報より)
 
 

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