福井県高浜町に最先端ヒートポンプ設備を導入した温室ハウスを建設。原発関連の補助金を活用して県の特産品種トマトの栽培を目指す

床面積5184平方メートルの軽量鉄骨・硬質フィルム張りの温室ハウス1棟の建設を予定。重油ボイラーと電気エアコンを組み合わせた最先端のヒートポンプ設備で、通常夏から秋にかけて栽培するトマトを、一年を通じて収穫できるようにする。施設は2013年3月10日の完成を目指す。     施設の総事業費は2億1000万円で、農業振興を図る県の補助事業として、関西電力高浜原発立地に伴う共生交付金1億500万円を補助金に充て、残りを町と第三セクターが負担した。計画では2013年8月から県の特産品種「越のルビー」5700本を水耕栽培する。年間50〜60トンの出荷を見込む。     ハウスの経営は公募で選ばれた同町鎌倉の永野靖典さんが担う。「従来の家族経営主体の農業とは違い、雇用を創出し、経営する農業を確立するのが目標」と抱負を述べた。(参考:中日新聞など)    ]]>