沖縄名護市の福祉施設にて植物工場を建設。価格の乱高下が激しい沖縄にて、安定品質・周年供給を実現。県内の施設としては7ヶ所目(エスペレ)

沖縄名護市にて福祉施設を運営する株式会社エスペレは、施設に設けた植物工場で栽培した野菜の本格的な出荷を始めた。近隣のリゾートホテルや農産物直売所など向けにレタスなどの葉物野菜を1日当たり計400株を供給する。店頭価格は1株(約80g)140〜150円程度での販売を予定している。
 
 
植物工場は同社が名護市で運営する福祉施設「ソーシャルサポート・エスペレ」(就労継続支援A型事業所)の建物に開設した。広さは約66平方メートルで、レタスなどの葉物野菜を水耕栽培する。県によると、県内の植物工場としては7カ所目
 
 
屋内で温度や湿度、照明などを制御することで、種植えから収穫までは約35日と、露地物より10日ほど早く出荷できるという。沖縄では日差しが強い夏場、葉物野菜の収穫が難しく、価格が高騰する傾向がある。植物工場であれば、品量ともに安定して野菜を供給できることから、一定の需要が見込めると判断した。2012年6月から名護市内の農産物直売所向けに出荷を開始。
 
 
7月にはAJ恩納ビルリゾートホテル(恩納村)など向けに出荷を始めたほか、ホテルゆがふいんおきなわ(名護市)などにも納入する予定である。さらに「名護市内や本部町など近隣の飲食店への納入を目指し、サンプル出荷を進めている」(浜畑社長)という。植物工場はエスペレが運営する施設の障害者の就労支援を兼ねる。本格出荷にあわせて、現在2人の障害者の従業員を年度内に7〜8人に増員する。栽培する野菜の種類も増やして、顧客の多様な要求に応えていく方針である。(参考:日本経済新聞より)
 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場設備販売(人工光型)_バナー

過去のピックアップ記事

  1. エボラブルアジア、米国の農業ICTベンチャーのソフトウェア開発・エンジニア確保をベトナムにて
     One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、オンライン旅行事業、訪日旅行事業とITオフショ…
  2. 完全人工光型植物工場による遺伝子組換えイチゴ。イヌの歯肉炎軽減剤が動物用医薬品として認可
     (独)産業技術総合研究所・北海道センターの生物プロセス研究部門植物分子工学研究グループは、ホクサン…
  3. 人工光を利用し、連続光への耐性遺伝子でトマトの収量2割増
     野生種トマトに存在する遺伝子を導入し、栽培種トマトの苗を自然光と人工光の下で1日24時間生育させる…
  4. フィリピンの田んぼアート。ドローン・アグロツーリズムによる若者世代への新たなアプローチ
     フィリピンのお米研究所(Philippine Rice Research Institute)の「…
  5. 日清紡がイチゴ植物工場の増設へ 関東・東海エリア需要にも対応
     完全人工光型植物工場にてイチゴの量産に成功している日清紡ホールディングスでは2013年秋頃に、関東…
  6. 大規模量産化による植物工場野菜の低価格化
     植物工場によるレタス生産について、大きな初期投資やランニングコストから、露地野菜より2~3割ほど販…
  7. 大規模植物工場のスプレッドが生産体制を増強・フランチャイズ事業を展開へ
     国内最大規模の完全人工光型植物工場を運営するスプレッドは、産業用ロボットメーカーの安川電機と201…
  8. ノルウェーにおける野菜価格と周年生産・地産地消を実現する植物工場ビジネスの可能性
    三菱化学と現地レストランが植物工場による実証生産を開始  弊社では、冬の気候が厳しく野菜の周年生産…
  9. イノベタスの世界トップ規模のフルLED植物工場の完成披露へ
     株式会社イノベタスは7月10日、2015年3月に完成した「富士ファーム」の完成披露式典を行った。イ…
  10. 世界の種苗各社 新品種の利用交渉を迅速化する共有プラットフォームを設立
     品種改良によって生まれた新品種を、どのように扱うかという議論は、ここ数年、特にヨーロッパで盛んにな…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. カナダの藻類ベンチャー、閉鎖型・植物工場とアクアポニクスの融合設備にてスーパーフードを生産
     カナダ・リッチモンドの藻類ベンチャーであるアルジブルーム・インターナショナル社は、1年前にスピルリ…
  2. 日立、植物工場生産支援クラウドサービスをグランパ社のドーム型植物工場に採用
     株式会社日立製作所は、植物工場内の生育環境のデータや栽培設備の制御データを収集し、リアルタイムで見…
  3. 「生物農薬」で販売される飛ばないテントウムシ、ハウス内にて長期間の防除効果が期待
     農研機構の「近畿中国四国農業研究センター」は、テントウムシの一種・ナミテントウを飛ばないように改良…
  4. 「獺祭」の旭酒造が富士通のITクラウド農業を活用しながら原料生産へ
     富士通は8月4日、日本酒「獺祭(だっさい)」で知られる「旭酒造」と、栽培が難しい酒米「山田錦」の生…
ページ上部へ戻る