野菜工房、植物工場・新規参入企業への総合支援事業へ(技術・商標ライセンス提供など)

(株)野菜工房では、空きスペース・遊休工場の活用のため、農業(植物工場)に新規参入を検討している企業に対して、独自の栽培技術の提供や商標ブランドのライセンス、といった総合的な栽培支援事業に乗り出す。
 
 
埼玉県秩父市に自社で運営している植物工場は、初期導入コストが約8500万円で、日産1000株の生産規模を持つ現在の稼働率は6割程度で、レタスの売上は月に200万円程という蛍光灯・閉鎖型の植物工場で、3種類のレタスの成長度に合わせて4種類の養液を細かい霧状にして根にまく独自の管理システムを取り入れ、野菜の甘みを引き出す栽培法が強み
 
 
同社の植物工場では、キューピーとの共同で特許を申請している「養液を噴霧する技術(キューピーの詳細サイト)」を利用し、従来の水耕栽培野菜よりも根が大きく成長する野菜(レタス)が栽培可能である。また、低硝酸塩の野菜でエグミの無い野菜本来の味を実現できるのもポイント。
(株)野菜工房はキューピー出身の大山敏雄氏(社長)らが2008年9月に設立した企業である。
 
 
今回の総合支援事業では、栽培法を導入したい企業を6か月間、秩父市にある自社工場で、種子の植え方や工場内の温度管理などを指導し、指導料を得る。また、設備販売にはカネコ種苗とも連携。新規事業として参入する企業は、野菜を栽培しても販路を持たずに苦戦することが多い。こうした企業に対しては、商品を買い取り、取引先のホテルチェーンやスーパーなどに供給することも可能だという。同社が販売しているレタスは「トリプルA(A=洗わず A=甘い A=あんしん)」という商標登録でレタスを販売しており、使用料を支払えば、この商標も利用することができる
 
 

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植物工場・農業ビジネス編集部

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