遺伝子組換え作物(GMO)の栽培状況

GMO(遺伝子組換え作物)
皆さんもご存じの通り、平成19年度の日本の食料自給率はカロリーベースで39%、飼料自給率は25%、その他では小麦14%大豆5%、というのが現状です。【参考:農林水産省「食料自給率の部屋」

日本は、トウモロコシや大豆を主に、アメリカから輸入していますが、そのアメリカ国内で、どれだけ遺伝子組換え作物(GMO:genetically modified organism)を栽培しているのか、参考になるデータを以下に示しました。
 
 
GMO(トウモロコシ1)上記のデータは、日本がトウモロコシをどこの国から輸入しているのかを示したものです。日本は、トウモロコシのほとんど(93.5%)を米国から輸入しています。(データは日本貿易統計、ISAAAより)
 
 
GMO(トウモロコシ2)上記のデータは、米国におけるトウモロコシの遺伝子組換え作物(GMO)の栽培面積シェアを示したものです。トウモロコシの約7割がGMO(遺伝子組換え作物)であることがわかります。黄色が非GMO、青色がGMOの栽培面積を示しています。(データはUSDAなど)
 
 
GMO(大豆1)上記のデータは、日本が大豆をどこの国から輸入しているのかを示したものです。日本は大豆の80%を米国から輸入しています。(データは日本貿易統計、ISAAAより)
 
 
GMO(大豆2)上記のデータは、米国における大豆の遺伝子組換え作物(GMO)の栽培面積シェアを示したものです。現在、輸入大豆の約9割がGMO(遺伝子組換え作物)であることがわかります。(データはUSDAなど)
 
 
今回の資料は、農林水産省「我が国への作物別主要輸出国と最大輸出国における栽培状況の推移(2007年)」からの情報ですが、輸入されているトウモロコシや大豆の多くは直接、私たちが口にするものより、加工用や飼料用として輸入されているものが多いようです。どちらにしても、GMO(遺伝子組換え作物)で育った牛や豚を、私たちが間接的に食べていることは事実です。

現在、GMO(遺伝子組換え作物)からの健康被害が明確に打ち出されているデータ(証拠)は今の所ありません(一部のデータは存在しますが、まだまだ断片的です)。ただし遺伝子組換え技術が「悪」であると決めつけてはいけないでしょう。しっかりとした情報公開は必要ですが、このGMOに関する技術を利用して、途上国の餓死している人々を救うことだってできます。要は、できるだけ多くの情報を目の前に並べ、より多くの人々が議論し関心を寄せ、GM(遺伝子組換え)技術が良い方向に利用されるようにしなければならないでしょう。

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