中国現地にて農業向けの高機能樹脂フィルムの生産工場を建設/成熟した国内市場だけでなく、潜在需要が大きい中国にも進出へ(三菱樹脂)

三菱樹脂は中国で農業向けの高機能樹脂フィルムを生産する。約20億円を投資し専用工場を建設、2013年夏に稼働する中国でも野菜を人工栽培する「植物工場」やビニールハウスの覆いとしての需要が期待できるため、現地に進出して安定供給する。生産する「農業用ポリオレフィンフィルム」は、樹脂フィルムを積層して表面に水をはじくような化学処理を施したもの。ビニールハウスに使う場合、製品寿命は5年と一般的な農業向けフィルムの5倍長持ちするほか、太陽光を通しやすいため野菜の生育が早い。
 
 
江蘇省無錫市に年産4千トンの工場を建設する計画で、全額出資の運営会社の設立準備に入った。今秋に着工の予定。フィルムは土を使わず養液で栽培する植物工場の外装にも使える。顧客に対し青菜類やトマトを人工栽培する工場システムを一括して導入するサービスも計画している。一連の中国事業で2015年度に売上高20億〜30億円を目指す
 
 
三菱樹脂はビニールハウスの被覆フィルムの国内大手。農業用ポリオレフィンフィルムはこれまで筑波工場(茨城県牛久市)で年4千トンを生産し、輸出はほとんどしていなかった。国内農業資材市場は成熟しており、潜在需要が大きい中国に進出することにした。中国から日本を含めたアジアへの輸出も検討する。
 
 

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