JR九州ファーム大分が葉タバコ廃作農地2ヘクタールを借り受け、糖度の高いサツマイモ・紅はるかの栽培を開始

JR九州グループの農業生産法人「JR九州ファーム大分」(大分市)が、2012年4月から臼杵市野津町で糖度の高いサツマイモ栽培に乗り出すことになり、3月30日に県庁で臼杵市と農業進出協定を結んだ。葉タバコ廃作農地2ヘクタールを借り受け、初年度は約50トンの収穫と約900万円の売り上げを目指している。


進出協定締結式には広瀬勝貞知事も同席し、JR九州ファーム大分の森勝之社長と中野五郎臼杵市長が協定書に署名した。JR九州の唐池恒二社長は「農業参入はものづくりの基本に戻るため。将来的には事業の柱の一つにしたい」と語った。中野市長は「農家にとっていい意味で刺激になり、お互い発展してほしい」と歓迎した。


サツマイモは、「紅はるか」を40日以上貯蔵庫に貯蔵することで、糖度が通常の1.5倍になったJA全農おおいたの独自ブランド「甘太くん」を栽培する。販売先はグループ傘下の旅館やレストランなどでも提供する、という。県内では日本たばこ産業(JT)の需給調整に伴い、葉タバコ農家の57%にあたる149戸が計253ヘクタールで今年から耕作をやめる意向で、県は甘太くんやピーマンへの転作を奨励している。 


JR九州は、2010年4月に大分市でニラ栽培に参入して以降、甘夏(臼杵市)、鶏卵(福岡県飯塚市)、ミニトマト(熊本県玉名市)を手掛けており、サツマイモは5種類目の農産物の生産となる。<参考:西日本新聞より>

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