静岡県外から浜松市へ初の農業生産法人の参入。農地の集約化を推進し、全国から企業や農業法人の参入・誘致を進める(トップリバー)

トップリバーが、農業が盛んな静岡県浜松市に、県外の農業生産法人が初めて参入し、市内に農場を開設した。同市では、農業従事者は高齢化や廃業で減少傾向にあり、新たな担い手の確保は喫緊の課題。市はこの初参入をきっかけに全国から農業生産法人や、農業に関心を寄せる企業の誘致を本格化させる。     同社は2000年に設立し、2010年の売上高は11億円。担い手育成や法人の立ち上げの支援も行う。冬場も生産できる拠点を探そうと静岡県に照会したところ、農業が盛んな地域として浜松市を推されたという。昨夏、「浜松農場」を同市浜北区に開所し、約1.3ヘクタールの農地で露地栽培のキャベツを作付けした。     同社によると、周辺の耕作放棄地などを借り、将来的には10ヘクタールにまで規模を拡大する方針という。同市農林水産政策では「とにかく新たな担い手の確保が急務」と強調する。市はトップリバーの参入を追い風にと、農業に関心を寄せる企業や農業法人の負担軽減策として、農地の集約化を一手に引き受ける取り組みを始めた。     さらに市は本年度、農業への関心度、参入実績の有無、浜松市に対する認識度をはじめとする意向調査を、首都圏の食品関連などの企業約850社を対象に行っている。1千社近くに及ぶ調査は初めてで、本年度内には結果がまとまる。浜松市の農業の現状・市内の総農家数(2010年)は約1万3900戸。特にこの20年間は減少傾向が続き、1990年と比べ29%(約5650戸)減。耕作放棄地は増え、耕地面積に対する割合は12.12%(10年)と、県平均(同)の10.94%を上回った。<参考:静岡新聞より>    ]]>